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【レビュー】Salsa Cowchipper Deluxe

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Grizlデフォルトのハンドルバーは、グラベルロードをうたうにしてはフレア角が慎ましいものでした。
そこでフレア角が広く、デザインもそこまで尖っていないSalsa Cowchipper Deluxeに交換し、しばらく使ったのでレビューです。

基本スペック

Ref. Salsa公式サイトより

  • 素材: 7050アルミ
  • ドロップ: 116mm
  • リーチ: 68mm
  • フレア角: 24度
  • ドロップ角: 12度
  • バックスイープなし

いずれも44cmサイズ

今回42cmサイズを購入しました。BIKE24で58.82€(=約8200円)でした。
Grizl標準のハンドル(Canyon HB0063) が実測321g。Cowchipper公称が293g(実測忘れ)なので約30gの軽量化です。

上から

ハンドル幅実測は、ブラケット先端間で約36cm、根本外-外で約44cm、根本芯-芯で約40cm、下ハンエンドは約54cmでした。

正面から見るとかなり末広がり。 正面から

ドロップもロードに比べると浅めだが、よくグラベルロードに取り付けられているRitchy Venturemaxほどではない。 横から

比較

こちらがGrizl標準のハンドルバー, Canyon HB0063。公式ページを調べても詳細ページはなさそうです。フレア角はつつましい(多分10°以下)。

HB0063

造形は以外と凝っていて、しっかりバックスイープがあり、ケーブリング用に溝がほられています。ちなみにQRコードがついていますが読み取っても商品名が表示されるだけです(謎)。 裏から

正面から比較した図。やはりCowchipperのフレアっぷりが際立ちます。 比較(正面)

Grizl Sサイズで、44cm幅が搭載されてくるので、Cowchipperのほうが幅は狭いです。肩幅があまり広くないのでCowchipper 42cmのほうが自分にはあってそう。

比較(上から)

使用感

Pros.
  • 幅広ハンドルはグラベルロードによく似合う。いかつくてかっこいい。
  • フレア角24°はガレガレグラベルの下りで下ハンを持つとやっぱり安定感がよい。
  • バックスイープはついていないものの、リーチ的には特に問題ない。違和感なくブラケットポジションで巡行可能。
  • 値段もめちゃくちゃに高い訳ではない。

Cons.
  • バーエンドにベルやライトをつけてるせいもあるけど、下ハンがちょい長い。ハンドルを切ると写真のように膝に当たる。

膝にあたってしまう

  • 100km程度の中長距離走ってると手が痺れてくる。
    • 普通のロードバイクでは問題ないし、標準ハンドルでは出なかった症状。
    • グラベルの大きい振動の起因というより、舗装路の細かいロードノイズを打ち消せていない感じがする。
    • 材質のせい?
  • 国内入手性が悪い
    • 大手通販サイトではなかなか扱っているところがなく、またオフロード系中小サイトでは在庫切れがち。あっても好みのサイズがないなど。

まとめ

Salsa Cowchipper Deluxeをレビューしました。フレア角がしっかりついており、ジオメトリもかなり使いやすいと思います。また、値段も高すぎることもなく適正かと思います。
ロードノイズに起因すると思われる手のしびれ解消のため、カーボン版も気になるのですが、結構お高い+リコール中なのが残念。
現状では結構満足しておます。

お買い上げ@BIKE24
  • Salsa Cowchipper Deluxe: 58.82€
  • 購入日: 2022-08-14