Stan's Race SealantとTire Sealantでチューブレス化する
GrizlはDT SWISS G1800とSchwalbe G-One Biteがデフォルトの足回りで、バルブコアとシーラントがあれば、すぐにチューブレス化できる仕様です。
シーラントはデファクトスタンダードのSTAN'Sを使うことにしました。パンク修理ツールのDART TOOLとの相性も期待できます。
Standard OR Race?
STAN'Sには普通のシーラントとRACEシーラントがあります。RACEシーラントのほうがお高いですが、粒子が混合されていて大きめのパンクにも対応できそうです。しかし、STAN’SのFAQによると、RACEシーラントは乾きやすいようで、2-3週間に1回確認するように指示があります。
Race Sealant should be inspected more often than standard sealant, approximately every 2-3 weeks.
これは流石に面倒すぎです。大きい粒子が入っている都合上バルブから追いシーラントもできないし、毎回タイヤを開けろというのか…?
どうしたものかとネットサーフィンをしているとよいレビュー記事を見つけました。この記事によると、50/50で混合するといいかもしれないと記載があります。
However not all of us are racer types so what does this mean to the normal joe mountain biker? Well my thought is that I’m going to mix this with the original formula 50/50.
公式にも混合していいといっています。
Can I mix Race Sealant with your standard sealant?
Yes, our two sealant formulas can be mixed.
ということで、50/50で混合して使用することとしました。Raceシーラントは32oz売りしかなさそうなので、大きいボトルです。
施工
Raceシーラントの粒子。結構大きいですね。確かにバルブから追いシーラントはできなさそう。
45Cのタイヤに入れるので量多めの50ml/50mlで混合液を作成。匂いが強烈。大体100mlで100gぐらいでした。
こやつを外したタイヤの隙間に流し込んでビードを上げます(片手で写真が取れなかった)。チューブレスのインストールでビードが上がらないって話をよく聞きますが、今回は携帯ポンプTopeak Mountin TTでも上がりました(写真は空気入れる前)。出先でも修理できそうです。
チューブレスバルブはパナレーサーの44mmを使用。
無事にビードがあがりました。
後輪はおとなしくフロアポンプを使いましたが、こちらも無事上がりました。
まとめ
今回は、Stan'sのシーラントをミックスしてチューブレス化しました。G1800とG-One Bite 45Cの組み合わせは相性がいいのかあっさりビードも上がってくれたので、チューブレスへの忌避感も感じませんでした。
グラベルロードのように40C~50Cの太いタイヤの場合には、チューブレス化のメリットは絶大ですね。重量だけでも、もともと入っていたブチルチューブは片輪約180gでしたので、チューブレス化により80gの軽量化ができました。また、1.5bar程度の超低圧運用もできるので、荒れたグラベルでのグリップや振動吸収の安心感もあります。
まだパンクはしていないので、耐パンク性能は評価できませんが、パンクしないことを祈ります。